結論からお伝えしますね。『魔女の谷の夜』は、ジブリパーク内「ジブリの大倉庫」にある映像展示室オリヲン座で、2026年7月8日から上映されている作品ですよ。
スタジオジブリが手がけたジブリパーク初のオリジナル短編アニメーションということで、「どこに行けば観られるの?」「魔女の谷にある施設なの?」「駅からどう向かえばいいの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、愛知県内の書店で働きながら休日はジブリパークへ通っている者の目線で、上映場所と、実際に現地を歩く際に迷いやすいアクセスのポイントを中心に、鑑賞前に知っておきたい情報を丁寧にまとめていきますね。
『魔女の谷の夜』はどこで観られる?上映場所は「オリヲン座」
答えを先に言ってしまうと、上映場所はジブリパーク「ジブリの大倉庫」内にある映像展示室オリヲン座です。
魔女の谷という名前がタイトルに入っているので、魔女の谷エリアの中にある施設だと思われがちなのですが、実は違うんですね。
物語の舞台こそ魔女の谷なのですが、実際に映像を鑑賞する場所は、5つあるジブリパークのエリアのうちのひとつ「ジブリの大倉庫」の中に用意されているんですよ。
このあたり、初めて訪れる方が迷いやすいポイントなので、まず頭に入れておいていただけたらと思います。
オリヲン座は、ジブリの大倉庫の中でも映像作品の上映を専門にしているスペースで、これまでもジブリパークオリジナルの短編アニメーション作品を定期的に上映してきた場所なんですね。
そこに、2026年7月8日から新しく仲間入りしたのが、この『魔女の谷の夜』というわけです。
なぜ「魔女の谷」ではなく「オリヲン座」で観るの?アクセスにも関わる理由
ここで少し疑問に思う方もいるかもしれません。せっかく魔女の谷が舞台なら、魔女の谷エリアの中で上映してくれてもいいのに、と。
これは、ジブリパークという施設全体の構成を知ると、自然と腑に落ちてくる部分だと思うんですね。そしてこの構成こそが、後ほどご紹介する駅からのアクセスルートや、エリア間の移動時間にも直結してくる部分なんです。
アトラクションではなく「映像」を体験の中心に
ジブリパークには、いわゆる遊園地のような乗り物型のアトラクションがほとんどありません。そのぶん、映像作品そのものを「アトラクション」として楽しんでもらう、という発想が根底にあるようです。
実際、宮崎吾朗監督は、2026年7月8日に行われた『魔女の谷の夜』特別上映会後の囲み取材で、乗って遊べるアトラクションがない代わりに、映画を作ることこそが一番のアトラクションになるのではないかと考えた、という趣旨の発言をしています。短編作品を作ったというよりも、アトラクションを作ったという気持ちが大きい、とも語っていました。
ジブリの大倉庫は映像・展示の「拠点」
ジブリの大倉庫は、パーク内でも映像展示や企画展示が集まる、いわば拠点のような役割を持つエリアです。だからこそ、新作の上映もそこに集約されているのだと考えられますね。
魔女の谷は、あくまで物語の舞台として、映像の中で描かれる世界なんです。観たあとに実際の魔女の谷を歩いてみると、映像の中の光景と重なって見える瞬間があるかもしれません。これは筆者としても、ぜひ体験していただきたい楽しみ方のひとつです。

オリヲン座までのアクセスは?駅からの行き方
ジブリパークは、愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1にある愛・地球博記念公園(通称モリコロパーク)の中に位置しています。
パークは、ジブリの大倉庫・青春の丘・どんどこ森・もののけの里・魔女の谷という5つのエリアで構成されているのですが、オリヲン座はこのうちジブリの大倉庫の建物内にあります。
最寄り駅は、愛知高速交通東部丘陵線(通称リニモ)の「愛・地球博記念公園駅」です。
- リニモ利用の場合:藤が丘駅からリニモに乗車し、愛・地球博記念公園駅で下車。駅を出てすぐが公園の入口で、そこから徒歩で公園内をジブリの大倉庫方面へ向かう形になります。
- 名古屋方面から:地下鉄東山線で藤が丘駅まで行き、リニモに乗り換えるルートが一般的です。
- バス利用の場合:長久手市内や周辺エリアからも路線バスが公園に乗り入れていますので、お住まいの地域によってはバスでのアクセスも選択肢に入ります。
愛・地球博記念公園駅からジブリの大倉庫の入口までは、地図上の距離から見て、公園内を歩いておおむね10分前後が目安になります。ジブリの大倉庫は公園の中でも駅から比較的近い位置にあるため、5エリアの中では訪れやすい部類に入ると感じますね。
ジブリの大倉庫内でのオリヲン座への行き方
ジブリの大倉庫は、パークの中でもわかりやすい大きな倉庫のような外観の建物で、入口を入るとすぐに企画展示室や物販、映像展示室といった各スペースへとつながっていく作りになっています。
オリヲン座はその一角にあり、映像展示専用の上映スペースとして案内表示も出ていますので、大倉庫内に入ってしまえば迷うことはあまりないかと思います。入口から館内を進んで数分程度で、上映スペース前のエントランスにたどり着くイメージを持っておくと安心です。
魔女の谷エリアから向かう場合の移動時間の目安
もし先に魔女の谷エリアを散策してからオリヲン座に向かう場合は、大芝生広場を挟んで反対側にあたるジブリの大倉庫まで、公園内を移動する形になりますね。
地図上の距離や園内の順路から見て、魔女の谷の入口からジブリの大倉庫の入口まで、ゆっくり歩いた場合で20〜25分ほどかかることが想定されます。エリア間を結ぶ道は起伏もあるため、上映時間に合わせて動く場合は、この移動時間を見込んで少し早めに切り上げておくと安心ですよ。
鑑賞と魔女の谷の散策をどちらも楽しみたい方は、時間に余裕を持ったスケジュールを組んでおくことをおすすめします。園内マップは入園時に配布されているほか、公式サイトでも確認できますので、当日の実際の所要時間は現地の案内表示とあわせて確認しておくとより確実です。
鑑賞に必要なチケットは?価格帯や上映頻度もあわせて確認
『魔女の谷の夜』を観るためには、ジブリの大倉庫に入場できるチケットの予約・購入が必要です。
具体的には、「ジブリパーク 大さんぽ券プレミアム」「ジブリパーク 大さんぽ券スタンダード」「ジブリパーク ジブリの大倉庫」の3券種のいずれかが対象になります。
券種によって入場できるエリアの範囲や特典内容、価格帯が異なりますので、複数エリアをまとめて楽しみたい方は大さんぽ券タイプ、ジブリの大倉庫とオリヲン座の鑑賞を中心に考えている方は「ジブリの大倉庫」券、というように目的に合わせて選ぶ形になりますね。
チケットはすべて予約制で、Boo-Wooチケットなどの販売窓口を通じて購入する仕組みになっています。オリヲン座での上映は、開園日であれば日々複数回にわたって行われるのが基本的な運用ですが、時間帯や回数は日によって変動することもあるようです。
価格や具体的な上映時間帯、当日の枠の空き状況は変更される可能性があるため、最新情報は必ず公式サイトで確認してくださいね。訪問直前にもう一度チェックしておくと、当日になって慌てずに済みますよ。
『魔女の谷の夜』とはどんな作品?上映開始の経緯
上映が始まったのは2026年7月8日水曜日。監督は宮崎吾朗さんと山下明彦さんのおふたりです。
原案は宮崎吾朗さんが書き下ろし、声の出演はジェシーさん(SixTONES)とアイナ・ジ・エンドさん、音楽は武部聡志さんが手がけています。上映時間は約14分というコンパクトな一編です。
物語は、ジブリパークで働く新人くんが主人公。ある日、あちこちの建物から修理の依頼が相次ぎ、暖炉に勝手に火がついたり蛇口から水が噴き出したりと、不思議な出来事が起こり始めます。閉園後の深夜0時、初めての夜番として魔女の谷へ向かった新人くんの前に現れたのは、マントを羽織った先輩のキクエさん。「あたし、魔女だから」という一言とともに、物語が動き出していくという内容ですね。
この作品は、ジブリパークのために制作された初のオリジナル短編アニメーションだという点が大きな特徴です。これまでのジブリパーク上映作品は既存作の関連短編という位置づけのものが多かったのですが、今回は完全新規の物語として生み出されました。
山下明彦監督は、7月8日の特別上映会後の囲み取材の場で、この企画に至るまでの経緯として、当初は別の作品案で動いていたものの絵がなかなか浮かばず、打ち合わせの場で宮崎吾朗監督から提示されたスケッチを見た瞬間に「面白い」と直感し、この作品に決まったというエピソードを語っています。ひとつのミーティングでのやり取りから生まれた企画だったという点は、制作の裏側として興味深いところですね。
また7月8日の初回上映では、両監督が登壇する特別上映会・舞台挨拶も開催され、事前申込制・先着150名という形で実施されました。7月入場分と特別上映会に参加できるチケットは、5月10日14時からBoo-Wooチケットで販売が始まっていたことも、当時のファンの間で話題になっていました。

考察・見通し:オリヲン座での上映と移動導線が意味するもの
ここからは、長年ジブリ作品を読み解いてきた書店員としての、個人的な見解をお伝えしたいと思います。
『魔女の谷の夜』がオリヲン座で上映されるという事実は、単なる会場の割り振り以上の意味を持っているように筆者は感じています。
ジブリパークは開業当初から「乗るアトラクションを作らない」という方針を貫いてきました。その中で、映像作品そのものをパークの目玉体験として位置づけるという選択は、ジブリパークという施設が目指す方向性を象徴していると考えられます。
物語の舞台となる魔女の谷を実際に歩いたあとで映像を観るか、映像を先に観てから現地を歩くか。どちらの順番でも楽しめるように設計されている点は、ジブリパークならではの回遊性の演出だと感じますね。
山下明彦監督自身も、前述の囲み取材でロケ地が近いことを鑑賞のおすすめポイントとして挙げていましたが、これはオリヲン座と魔女の谷が同じパーク内にありながら、あえて徒歩20分前後離れた場所に配置されていることの意義を裏づける言葉だと言えるでしょう。
歩いて移動する時間そのものが、映像で観た物語の余韻を持ち越しながら現地に向かう「助走」になっている。筆者としては、この移動時間の設計自体が、ジブリパークらしい体験の一部だと考えています。
ジブリの大倉庫という一つの建物に、映像・展示・物販といった複数の体験が集約されている構造も見逃せません。この建物内では、宮崎駿監督が手がけた「パノラマボックス展」をはじめ、複数の企画展示が並行して行われている時期もあり、来場者の動線を考えたうえでの設計だと推測できます。ただし、これらの企画開始時期が完全に一致しているかどうかは本文執筆時点で確認が取れていないため、あくまで併設状況からの推測としてお伝えしておきますね。
今後も新作短編がオリヲン座を舞台に発表されていく可能性は高く、ジブリの大倉庫がパークの中核であり続けることは間違いなさそうです。
筆者としては、この作品が「ジブリパークで働く人々」を主人公に据えている点にも注目したいと考えています。来場者ではなく、パークそのものの内側で働く新人くんの視点から物語が描かれることで、観客は自分がパークを訪れる立場でありながら、同時にパークの世界の内側に招き入れられるような感覚を味わえるのではないでしょうか。これは、これまでの長編作品にはあまりなかった構造で、ジブリパークという「場所」だからこそ成立する物語の作り方だと感じます。
まとめ
『魔女の谷の夜』は、ジブリパークの魔女の谷エリアではなく、ジブリの大倉庫内にある映像展示室オリヲン座で、2026年7月8日から上映されている作品です。
最寄りはリニモの愛・地球博記念公園駅で、駅からジブリの大倉庫までは徒歩10分前後、魔女の谷エリアから向かう場合は徒歩20〜25分ほどが目安になります。
鑑賞にはジブリの大倉庫へ入場できるチケットの予約が必要で、監督は宮崎吾朗さんと山下明彦さん、上映時間は約14分。ジブリパークのために作られた初のオリジナル短編という点が大きな見どころです。価格やスケジュールは変更されることもあるため、訪問前には公式サイトでの最新確認をおすすめします。
魔女の谷エリアの散策とあわせて、移動時間に少し余裕を持ちながら、ぜひオリヲン座での上映もスケジュールに組み込んでみてくださいね。
よくある質問
『魔女の谷の夜』はどこで上映されていますか?
ジブリパーク内「ジブリの大倉庫」にある映像展示室オリヲン座で上映されています。魔女の谷エリアの施設ではありません。
オリヲン座まで駅からどれくらいかかりますか?
最寄りのリニモ愛・地球博記念公園駅から、公園内を歩いておおむね10分前後が目安です。魔女の谷エリアから向かう場合は、徒歩20〜25分ほど見ておくと安心です。
『魔女の谷の夜』を観るのに追加のチケットは必要ですか?
追加チケットではなく、ジブリの大倉庫に入場できるチケット(大さんぽ券プレミアム・大さんぽ券スタンダード・ジブリの大倉庫のいずれか)が必要です。価格や上映回数は変動することがあるため、予約前に公式サイトで最新情報を確認しておくのがおすすめです。

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