ジブリパークのリニューアル最新情報|何が変わった?変更点を整理

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新しくなったジブリの大倉庫と将来のナウシカ新施設を楽しみに散策する来園者

ジブリパークは2025年末から展示・映像・チケットを段階的に刷新し、2026年8月には『風の谷のナウシカ』新施設の構想も動き始めています。

「ジブリパークがリニューアルしたらしいけれど、何が変わったの?」「ナウシカの施設はもう入れるの?」と気になっている方も多いですよね。

最初に押さえておきたいのは、ジブリパーク全体を閉鎖して全面的に作り直したわけではないということです。

2025年12月以降、ジブリの大倉庫の展示、新しい短編アニメーション、チケット制度などが順番に変わり、さらに2026年8月7日には第3期構想として『風の谷のナウシカ』の世界観を表現する新たな屋内施設の実現に向けた方針が示されました。

現在の情報は、次の3段階に分けると整理しやすいですよ。

状況主な内容時期
実施済み「ジブリのなりきり名場面展」14コーナー中7コーナーを変更2025年12月17日
現在体験できる「パノラマボックス展」31点、『魔女の谷の夜』、チケット制度変更2026年7月
今後の計画『風の谷のナウシカ』の世界観を表現する新屋内施設2026年8月7日に第3期構想を発表

つまり今回の「リニューアル」は、一度にすべてが変わったものではありません。

今ある5エリアを生かしながら体験内容を更新し、その先に新施設を加えようとしていると考えると、現在のジブリパークの動きが見えやすくなります。

この記事を読むとわかること
  • なりきり名場面展は14コーナー中7コーナーが変更。新登場と場面変更は別です。
  • 2026年7月には新展示・短編映画・チケット制度が更新されました。
  • ロタンダ 風ヶ丘のカフェテリアもリニューアル済みです。
  • ナウシカの屋内施設は将来構想。現在の来園予定とは分けて考えましょう。
目次

ジブリパークのリニューアルでは何が変わった?

2026年のジブリパークでは、新エリアが突然一つ増えたというより、展示・映像・チケット・将来計画という複数の部分で変化が続いています。

大きな流れを時系列で並べると、次の通りです。

  • 2025年11月1日:ロタンダ 風ヶ丘のカフェテリアがリニューアル
  • 2025年12月17日:「ジブリのなりきり名場面展」を開園後初めてリニューアル
  • 2026年7月入場分:一部チケットの内容を変更し、「里山さんぽ券」を新設
  • 2026年7月1日:魔女の谷の特別施設当日入場券を整理券方式へ変更
  • 2026年7月8日:「パノラマボックス展」開始
  • 2026年7月8日:新作短編アニメーション映画『魔女の谷の夜』上映開始
  • 2026年8月7日:『風の谷のナウシカ』の世界観を表現する屋内施設を含む第3期構想を発表

ここで大切なのは、ジブリパークが「5エリアが完成したから、それで終わり」という施設ではなくなってきたことです。

開園当初から足を運んできた私が特に変化を感じるのは、以前訪れた場所にも、もう一度歩く理由が生まれ始めていることですね。

以前なら「ジブリの大倉庫は前回見たから、今回は別のエリアへ行こう」と考えることもできました。

ところが現在は、名場面展の半分が変わり、新しい企画展示が始まり、さらにジブリパークそのものを舞台にした新作短編まで加わっています。

同じ建物へ戻っても、以前とは違う物語への入口が待っているのです。

「ジブリのなりきり名場面展」はどうリニューアルした?

ジブリの大倉庫にある人気展示「ジブリのなりきり名場面展」は、2025年12月17日に開園後初となる大きなリニューアルが行われました。

この展示は、映画の名場面を再現した空間へ入り、登場人物の一人になったような写真を撮影できる体験型展示です。

2022年11月の開園時から親しまれてきましたが、今回、14コーナーのうち半分にあたる7コーナーが入れ替わりました。

新たに作品として加わったのは、次の4作品です。

  • 『On Your Mark』
  • 『ホーホケキョ となりの山田くん』
  • 『ギブリーズ episode2』
  • 『君たちはどう生きるか』

さらに、『おもひでぽろぽろ』『紅の豚』『かぐや姫の物語』については、作品自体は残しながら別の名場面へ変更されました。

一方で、『天空の城ラピュタ』『平成狸合戦ぽんぽこ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ゲド戦記』『崖の上のポニョ』『コクリコ坂から』の7作品は継続しています。

つまり、全部を入れ替えたのではなく、長く親しまれてきた展示を残しながら、新しい作品との出会いを半分加えた形ですね。

『君たちはどう生きるか』が名場面展に加わった意味

なかでも注目したいのが、『君たちはどう生きるか』の追加です。

このコーナーでは主人公・眞人になり、ヒミとともに大伯父と向き合う場面の中へ入り込む体験ができます。

『君たちはどう生きるか』は2023年公開の作品です。

2022年開園時の展示をそのまま保存し続けるのではなく、その後に公開された作品まで取り込んだことで、ジブリの大倉庫が「完成した展示館」ではなく、スタジオジブリの歩みとともに変わっていく空間であることがより鮮明になりました。

これは今後を考えるうえでも重要な変化だと私は感じています。

一度すべてを見終えれば終了する場所ではなく、数年後に戻ったとき「前にはなかった作品がここにある」と気づける場所になっていくからです。

『On Your Mark』などが選ばれたのもジブリパークらしい

個人的に、とてもジブリパークらしいと感じるのが『On Your Mark』や『ギブリーズ episode2』まで展示に加わったことです。

ジブリパークというと、『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』など、広く知られた長編作品を思い浮かべる方が多いかもしれません。

けれど、この場所のおもしろさは有名作品を再現するだけではありません。

「あれ、この作品は何だろう」と足を止め、これまで知らなかった作品へ興味が広がることもあります。

書店で、それまで手に取ったことのなかった本と偶然目が合うように、パークの展示から知らないジブリ作品へ進んでいく。

今回の名場面展リニューアルは、写真スポットを新しくしただけではなく、作品との新しい出会い方を増やした更新だと私は考えています。

※画像はAIによるイメージ
変更の種類作品・見方
新しく加わった4作品On Your Mark/となりの山田くん/ギブリーズ episode2/君たちはどう生きるか
場面が変わった3作品おもひでぽろぽろ/紅の豚/かぐや姫の物語
継続した7作品ラピュタ/ぽんぽこ/もののけ姫/千と千尋/ゲド戦記/ポニョ/コクリコ坂から

再訪なら、前回撮った写真の作品名を見ながら、今回の変更コーナーを先に選んでみてください。全14コーナーを同じ重さで回るより、「前と変わったところ」と「もう一度撮りたいところ」を分けると、写真待ちの時間も調整しやすくなります。

ツキミ

私は写真待ちの列を見て、先に別の展示へ回ったことがあります。撮りたい場面がある日は、映画の上映時間も見ながら順番を考えたいですね。

2026年7月開始の「パノラマボックス展」と『魔女の谷の夜』とは?

2026年夏、ジブリの大倉庫では展示と映像の両方に大きな変化がありました。

まず、企画展示室で続いてきた「食べるを描く。」増補改訂版が2026年6月8日で終了。

ジブリパークはメンテナンスのため6月9日から23日まで休園し、企画展示室については展示替えのため7月7日まで閉鎖されました。

そして2026年7月8日から「パノラマボックス展」がスタートしています。

宮﨑駿監督が手がけた31点を展示

「パノラマボックス展」で展示されている作品は31点です。

『風の谷のナウシカ』から『君たちはどう生きるか』までの長編アニメーション作品に加え、短編作品やオリジナルの新作を題材にしたものも含まれています。

使用されている絵は宮﨑駿監督による描き下ろしです。

パノラマボックスは、箱の中をのぞき込むことで奥行きのある風景が立ち上がって見える、仕掛け絵のような展示です。

正面から見ると一枚の映画の場面のように感じますが、背景や人物などは別々の層として配置されています。

見る位置を少し変えるだけで、キャラクターと背景との距離や景色の重なり方も変わって見えるのですね。

映画館では、スクリーンと自分との距離は基本的に一定です。

一方、パノラマボックスでは自分から近づき、少し横へ動き、角度を変えて見ることができます。

「鑑賞する」だけでなく、自分の目で風景を探す楽しさがある展示ですね。

ジブリパークのために作られた展示であることが重要

この展示でもう一つ見逃せないのが、映画制作時の資料をそのまま並べた企画ではないことです。

宮﨑駿監督は『君たちはどう生きるか』制作終盤から、新たな取り組みとしてジブリパークのためにパノラマボックスを制作しました。

私はここに、2026年のリニューアルを象徴する変化があると思っています。

これまでジブリパークでは、「映画の中で見た場所を現実で歩く」という体験が大きな魅力でした。

しかしパノラマボックスは、ジブリパークという現実の場所が存在するからこそ新しく生まれた表現です。

過去の映画を現実へ移すだけではなく、パークそのものが新しい創作のきっかけになり始めているのですね。

企画展示室では「ジブリがいっぱい展」も同日に一部リニューアルされています。

2025年以前にジブリの大倉庫へ行った方ほど、現在は「前に見たから大丈夫」と思わず、もう一度企画展示室を見てみる価値がありますよ。

『魔女の谷の夜』はジブリパーク初のオリジナル短編

同じ2026年7月8日には、ジブリの大倉庫にある「映像展示室オリヲン座」でも新しい作品の上映が始まりました。

タイトルは『魔女の谷の夜』。

上映時間は約14分です。

原案は宮崎吾朗さん、監督は宮崎吾朗さんと山下明彦さん。

声の出演はジェシーさんとアイナ・ジ・エンドさん、音楽は武部聡志さんが担当しています。

映像展示室オリヲン座は約170席の上映施設で、『魔女の谷の夜』はジブリパークを舞台として制作された初のオリジナル短編アニメーションです。

物語ではジブリパークで働く新人スタッフが、閉園後の魔女の谷で不思議な出来事に出会います。

ここには、これまでとは逆向きの流れがあります。

『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』など、映画に登場した世界を現実の魔女の谷として作る。

これが、これまでの大きな流れでした。

ところが『魔女の谷の夜』では、現実に完成したジブリパークの魔女の谷が、今度はアニメーションの物語へ入っていきます。

映画からパークへ。

そして、パークから新しい映画へ。

私はこの「行ったり来たり」が始まったことこそ、2026年の変化の中でも特に興味深い部分だと感じています。

私は『魔女の谷の夜』を見てから、実際に魔女の谷を歩きました。以前は建物の展示として眺めていた場所も、鑑賞後は「夜になると、この場所で物語が続いているのかもしれない」と想像しながら見るようになりました。

展示や建物を単独で見るのではなく、作品と実景を行き来する楽しみが増えたのですね。

『魔女の谷の夜』は2027年6月頃まで上映期間が延長されました。作品を目当てにする方は、来園日の上映案内も確認してください。

公式の上映延長案内で、訪問前に開催内容を確認しておきましょう。

2026年7月のチケットリニューアルで何が変わった?

2026年のリニューアルは、展示だけではありません。

2026年7月入場分から、ジブリパークのチケットも一部変更されました。

特に大きく変わったのが、エリア券「魔女の谷・もののけの里」です。

この券では、魔女の谷にある次の3つの特別施設を観覧できる内容になりました。

  • オキノ邸
  • ハウルの城
  • 魔女の家

このうち「ハウルの城」は、予約時に入場時間枠を選ぶ時間指定制です。

これまで以上に、「今日は魔女の谷を中心にして、建物の中までじっくり見たい」という目的に合わせて券種を選びやすくなりました。

ジブリパークは5エリアあるため、初めて訪れると「全部回らなければ」と思ってしまいがちです。

けれど実際には、作品世界を眺めたり、建物の細かな道具を見たり、公園を歩いたりしていると時間はあっという間に過ぎます。

チケットが目的別に分かれていくことは複雑さもありますが、裏を返せば、「何を一番見たいか」から一日を組み立てやすくなったとも言えますね。

新しい「里山さんぽ券」も登場

2026年7月入場分からは、新しいセット券「里山さんぽ券」も加わりました。

対象となるのは、魔女の谷、もののけの里、そしてどんどこ森の山頂にある「どんどこ堂」です。

魔女の谷の特別施設内部を観覧する内容ではありません。

その分、「建物内部を一つずつじっくり見ること」より、緑の中を歩きながら複数のエリアの景色を味わいたい方に合う選択肢と言えます。

ジブリパークは一般的な屋内型テーマパークとは違い、愛・地球博記念公園の風景そのものを歩きながら楽しむ場所です。

木々の間を抜け、坂を上り、次のエリアへ向かう時間も体験の一部になります。

その意味で「里山さんぽ券」という名前は、ジブリパークらしい楽しみ方を分かりやすく示していると感じます。

魔女の谷の当日入場券は整理券方式へ

夏に訪れる方が知っておきたいもう一つの変更が、魔女の谷の特別施設に関する当日入場券です。

2026年7月1日から、「大さんぽ券スタンダード」を持っている人がオキノ邸・ハウルの城・魔女の家の当日入場券を購入する際は、3施設とも整理券が必要になりました。

整理券は開園と同時に、魔女の谷の小さな小屋付近で配布されます。

整理券に書かれた販売開始時間以降、16時30分までに同じく小さな小屋付近のチケットワゴンで当日入場券を購入する仕組みです。

各施設とも規定枚数に達すれば終了します。

変更の背景には、炎天下でチケット購入を待つ時間をできるだけ短くする目的があります。

夏の愛・地球博記念公園を歩いていると、木陰では少し落ち着けても、開けた場所を移動すると暑さを強く感じます。

特にジブリパークは、一つの巨大な建物の中ですべてが完結する場所ではありません。

そのため私は、整理券方式への変更を単なるチケット販売手順の見直しではなく、「公園を歩く」という魅力を残しながら、暑い時期の待ち時間を減らすための調整だと考えています。

※画像はAIによるイメージ

里山さんぽ券は魔女の谷に13時以降入場する券で、特別施設当日入場券の追加購入対象ではありません。特別施設の当日入場券は、大さんぽ券スタンダードで魔女の谷へ入場する方が対象です。

当日券を使う日は、整理券を受け取る時間だけでなく、購入に戻る時間も旅程に入れたいところです。複数施設では販売開始時刻が異なる場合があるため、受け取ったら施設名と時刻を並べて確認しましょう。

ツキミ

私は整理券を受け取り、指定の販売開始時刻にワゴンへ戻ってハウルの城の当日券を購入しました。複数施設の整理券を受け取ったときは、それぞれの時間に合わせて食事や回る順番も調整しました。

チケットなしで立ち寄れるロタンダ 風ヶ丘もリニューアル済み

北口広場の「ロタンダ 風ヶ丘」カフェテリアは、2025年11月1日にリニューアルオープンしました。大倉庫の展示とは別に、公園側で立ち寄れる変更点です。

カフェテリアでは『紅の豚』の飛行艇「サボイアS-21」の木製アート作品を眺めながら、ナポリタンやサンドイッチなどを楽しめます。エリアのチケットがない日でも、作品に触れる時間をつくれるのがうれしいですね。

大倉庫の展示には対象チケットが必要ですが、ロタンダ 風ヶ丘は公園北口広場の施設です。カフェの注文・物販の購入にはそれぞれ料金がかかります。

通常の営業時間は10時〜18時、カフェテリアのラストオーダーは17時です。大倉庫の見学を終えてから寄る場合は、先に注文を済ませる時間も残しておきましょう。イベント日の営業時間は別の案内を確認してください。

私は再訪するなら、予約が必要な大倉庫の時間を先に決め、ロタンダは入園前や帰り道に組み合わせたいと考えています。公園での休憩と有料エリアの見学を分けると、限られた入場時間を展示に使いやすくなりますよ。

公式の飲食施設案内で、訪問前に開催内容を確認しておきましょう。

『風の谷のナウシカ』新施設はいつできる?

『風の谷のナウシカ』の世界観を表現する屋内施設は、2026年8月7日に愛知県が発表した第3期構想です。10月10日に確認した県の公式案内では、開業日は示されていません。次の旅行で見られる施設として予約するのではなく、今後の具体化を待つ計画と考えておきましょう。

確認したいこと県の発表内容
どんな計画?ナウシカの世界観を表現する新たな屋内施設の実現を目指す
どこに?調査では、公園の西口広場が整備場所として最適と判断
いつ開く?確認した公式発表には開業日の記載なし
何を体験できる?具体的な施設名称・内部の体験内容・券種は今後の案内を待つ

西口広場が選ばれた理由は、歩き方と暑さへの対応

県は来園者の移動経路や滞在時間、休憩施設の利用状況などを調べ、滞在時間を延ばすことと暑さへの対応に、魅力ある屋内施設が有効と整理しています。西口広場は主要な動線に接し、新たな造成を伴わず、既存施設との共存ができることなどから最適と判断されました。

新しい作品の施設が増える、と聞くと展示内容に目が向きますが、私が気になるのは広い公園を歩く途中にどう組み込めるかです。屋外を歩く時間が長い場所だからこそ、作品を楽しめる屋内の行き先が増えれば、散策の組み立て方にも関わってきそうですね。

今の旅行計画は、現在入れる5エリアで組もう

「ナウシカの施設ができてから行こうかな」と迷う方は、今すぐ見たい展示があるかを基準に考えてみてください。新しい名場面展やパノラマボックス展、短編映画が目的なら、すでに見られる内容から日程を選べます。

一方、ナウシカの新施設だけが目的なら、開業日や体験内容の具体的な発表を待つほうが予定を立てやすくなります。施設ができる年やチケット料金を想像して、先にホテルを決める必要はありません。

愛知県の第3期構想発表で、訪問前に開催内容を確認しておきましょう。

なぜ『風の谷のナウシカ』はジブリパークと相性がいい?

ここからは作品と公園についての私の見方です。将来の施設で何を体験できるかは、具体的な公式発表を楽しみに待ちたいですね。

ここからは私見です。

私は今回、『風の谷のナウシカ』が選ばれたことには、作品の知名度だけでは説明できない相性の良さがあると考えています。

『風の谷のナウシカ』は1984年公開の宮﨑駿監督作品です。

物語では、人間の暮らしと自然、そして人が簡単には理解できない生態系との関係が大きなテーマになっています。

一方、ジブリパークも、まっさらな土地に巨大なテーマパークを築いた場所ではありません。

愛・地球博記念公園にある地形や緑、既存施設などを生かしながら整備されてきました。

ここに私は、ナウシカの世界観との静かな共通点を感じます。

もちろん、作品の物語と公園整備をそのまま同じものとして語ることはできません。

けれど、すでに存在している自然や場所をすべて作り替えるのではなく、今ある環境とどう共存しながら新しい体験を加えるかという考え方は、ナウシカを扱う施設だからこそ大切にしてほしい部分です。

そして西口広場が選ばれた理由にも、「新たな造成を伴わない」「既存施設と共存できる」という条件が含まれています。

個人的には、ここが第3期構想を考えるうえでとても興味深いですね。

新施設を単体の目玉として見るのではなく、建物が公園の風景や人の歩き方にどう溶け込むのかまで含めて見ていきたいと思っています。

ナウシカ新施設は「6番目のエリア」とは限らない

もう一つ、現段階で注意したいことがあります。

新しい屋内施設が計画されているからといって、現在の5エリアに続く「第6のエリア」が正式に誕生すると決まったわけではありません。

現時点で示されているのは、『風の谷のナウシカ』の世界観を表現する新たな屋内施設です。

正式な施設名称や位置付けは、まだ発表されていません。

検索していると、どうしても「ナウシカエリア」「第6エリア」といった分かりやすい言葉で考えたくなります。

しかし施設の位置付けによっては、既存5エリアと同じ仕組みになるとは限りません。

この点は、今後のチケット制度にも関係してくる可能性があります。

単独券になるのか、現在のセット券へ組み込まれるのか、それとも別の形になるのか。

これらはまだ分かっていないため、今の時点では決めつけず、正式な発表を待つのが安心ですね。

ジブリパークのリニューアルで今後の回り方はどう変わる?

今回の一連の変更を追っていると、ジブリパークは「一度行けば全部同じ」という場所から少しずつ変わってきたと感じます。

2025年12月には「ジブリのなりきり名場面展」の半分が変更されました。

2026年7月には31点のパノラマボックスが加わり、同じ日に『魔女の谷の夜』の上映も始まっています。

チケット制度も変わり、8月には次の屋内施設へ向けた第3期構想まで発表されました。

そのため、2025年以前に訪れた方が「大倉庫はもう見たから今回は外そう」と即決するのは、少しもったいないかもしれません。

特に企画展示室となりきり名場面展は、以前の記憶とは違う景色になっています。

私なら、再訪時は「前回行かなかった場所を埋める」という考え方だけではなく、前回から変わった場所を一つ加えるという組み立て方をします。

そうすると、一度目の旅の続きとしてジブリパークを歩けますよ。

いま見られるものから、再訪の主役を決めよう

新しい映画・変更した名場面・魔女の谷の建物内部のうち、何を見たいかで選ぶ券や回り方も変わります。前回の旅程をそのまま使わず、主役になる場所に時間を足してみてください。

将来の屋内施設が散策をどう変えるかも楽しみですが、今回の旅行は現在見られる展示で組み立てましょう。暑い時期は、屋外の移動に加えて休憩も予定へ入れると、午後に無理をしにくくなりますよ。

  • 映画を見たいなら、大倉庫に入って上映案内を最初に確認。
  • 変更した名場面が目的なら、撮りたい場面を先に決める。
  • 魔女の谷の建物内部が目的なら、券種と整理券の条件を確認。
  • 屋外の移動・食事・公園側での休憩にも時間を残す。

遠方から泊まりで訪れるなら、宿泊先と対象チケットを一緒に確認できます。希望日の券種・ホテル・旅行代金をJTBで比較してみてください。

よくある質問

来園前は「今見られる展示」「使う券種」「今後の計画」を分けて確認すると、古い情報に引っ張られずに予定を立てられます。

ジブリパークは2026年に全面リニューアルしたのですか?

いいえ。ジブリパーク全体を閉鎖して、全面的に作り直したわけではありません。

2025年12月以降、ジブリの大倉庫の展示、新作短編アニメーション、チケット制度、魔女の谷の当日入場券などが段階的に変更されています。

パノラマボックス展はいつから?何点ありますか?

2026年7月8日から、ジブリの大倉庫の企画展示室で開催されています。

宮﨑駿監督が手がけたパノラマボックスは31点です。『風の谷のナウシカ』から『君たちはどう生きるか』までの長編作品に加え、短編作品やオリジナルの新作を題材にしたものも含まれています。

ナウシカの新施設はもうオープンしていますか?

いいえ。2026年10月10日に確認した県の案内では、開業日は発表されていません。現在楽しめる展示とは別の将来計画です。

2026年8月7日に第3期構想として実現へ向けた方針が示された段階で、開業時期、正式名称、内部の体験内容などはまだ発表されていません。

まとめ|ジブリパークのリニューアルは「現在」と「これから」を分けて見よう

この記事のまとめ
  • リニューアルは全面閉鎖ではなく、展示・映画・券種を順番に更新したものです。
  • 名場面展の半分が変更。パノラマボックス展と短編映画も現在楽しめます。
  • 里山さんぽ券とスタンダードでは、魔女の谷への入場時刻・特別施設の扱いが異なります。
  • ロタンダ 風ヶ丘はリニューアル済み。ナウシカの屋内施設は今後の計画です。

再訪するなら「前回見ていないもの」を一つ選び、そこから券種と回り方を決めてみてください。新しい映画を見たあとに、知っている街並みをもう一度歩く時間も残しておくと、前回とは違う楽しみ方ができますよ。

チケットの販売状況と予約方法は、こちらの記事で整理しています。

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この記事を書いた人

ツキミのアバター ツキミ ジブリパークトリップ編集担当

合同会社 Jou Styleが運営する「ジブリパークトリップ」の編集担当。ジブリパークを5回以上訪れた経験と公式情報をもとに、チケット・混雑・回り方・ホテルなど、旅行前に役立つ情報を分かりやすくお届けします。

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